レザークラフト立体造形『緑陰』
2016.12.28
この作品は全て牛床で出来ています。
これまでの作品は牛床は内側の形を作るためだけに利用し、
外側は銀面のある革を使っていました。
牛床の説明は先日の作品で書きましたのでこちらをご覧ください。
ザラザラした床川を表に使うのは挑戦でしたが、漆を使う作家さんは床を使っているので、
磨き上げれば面白い味になると持ってやって見ました。
狙い通り銀面のあるとは違った面白い味に仕上がりました。
着色も梨地の技法を使っています。これ、ろうけつ染めの梨地とは違う技法です。
梨地の技法は立体造形だけでなく、革絵やバッグ、小物にも使っています。
深みのある色になりますよ〜〜
この作品も中で塗ってあります。貼り合わせてあるだけではないのです。
貼り合わせだけだとこのようにしっかり着いてくれないんですよね。
薄ければ着くでしょうけどこの厚さがあると難しいです。
ヘリは合わせてから磨くので、最新の注意が必要ですが、
余分なところを傷つけないように工夫するのは楽しい〜!!