レザークラフト立体造形『層』
2016.12.23
以前に創った立体造形作品です。
私の造形は全て面の組み合わせ、これは3面の組み合わせで出来ています。
中は牛床。レザークラフトをしていない方のためにちょっと説明。
私達クラフターが使う革は皮から鞣されて革になります。
その革の表と裏を銀面と床面と呼びます。
牛の皮は厚いので、鞣された後でもかなりの厚みがありますよ〜。
私が使う牛革は 厚さ1.3mm〜2.0mmくらい。たまに3.5mm厚なんていうのも使いますが。
厚い革を1.3mmくらいに薄くする(漉くと言います)と床面が残ります。
それが牛床。もちろん他の動物の床革もあります。
でも、牛のようにしっかりしていないので立体造形の型作りには使いません。
こんな色のもあります。芯まで染めた革の床革です。
いろんな色があります。昨日のBlogの敷物はこの革を使っています。
作品に戻って、外側はゴート(山羊)を染色したもの。
重ねて貼ってあります。貼るだけだと触ってると剥がれてくるんですよね。
そこはテクニックで剥がれないようにしてあります。
革の風合いの違いはまたの機会に。