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木槌とモウル

HOME技法と工具 > 木槌とモウル

今日はレザークラフト をする時に刻印(模様をつける工具)を叩く道具のお話。

昔から使われている木槌、並・タイコ・特大の3種類があります。
私は残念ながら(残念じゃない?)並は持っていないので使ったことがありません。
他のHPを見ると、並を使っていてタイコに変えると格段に使いやすさが違うそうです。
並は軽いのと、打つ面が平らであることから、使いにくさの想像はつきますが。
形の違いを見てください。タイコの実物がないのでカタログから写真拝借しました。
木槌3種 レザークラフト教室 革工芸教室
教室ではまず道具をそろえる方には、タイコを買っていただいています。
いきなりモウルでは価格的にちょっと大変かなと思って、
使い勝手とコストを考えてタイコにしました。
重いので特大がいいのではと考える方もいるかもしれませんが、
この重さで連打するのは辛いものがあります。
教室では穴あけや金具付けの時は特大を、模様のための刻印を打つ時はタイコを使っています。
木槌2種 レザークラフト教室 革工芸教室
これは革槌です。音が静かと言われて昔購入しましたがハンドル部分の太さが私に合わず、
ほとんど使っていません。この頭の重さでハンドルの太さ、なぜこんな形なのかいまだに謎です。
革槌 レザークラフト教室 革工芸教室
そして最近はほとんどこちら、モウルを使っています。
初めてモウルをいじった時は木槌の様に扱ってとても使いにくく、しばらく拒否していました。
でも、アメリカ行くとみんながとても楽そうに使っている中で木槌を使っていると、
なんとなく気の毒そうに貸してくれたりして使ううちに、だんだん慣れてきました。
今では逆にモウルでないと疲れます。

初めて買ったモウルはアメリカで(右側)
Barry Kingに私の体格で一番使いやすい重さは?と聞いて購入したのですが16oz 結構重い。
まぁ、アメリカの女性パワーありますからね。私くらいの人でも楽に使いこなせるのかな〜?
左側は昨年購入した24oz、穴あけや菱目うち、金具付けに使っています。
Barry Kingモウル レザークラフト教室 革工芸教室
大きい方はスペシャルバージョン
Barry King特性 レザークラフト教室 革工芸教室
Barry King特性 レザークラフト教室 革工芸教室
Barry King特性 レザークラフト教室 革工芸教室
そして普段制作に大活躍Kohbutoolsのホワイトモウル。
6oz. 7oz. 8oz. 10oz. 12oz. 14oz. 16oz そろえちゃいました。
このモウル、6oz. 7oz. 8oz.以外は打刻面が長くてミスショットが少ないのと
そして材料の硬度のためか長く使っても痛みがかなり少ないのでお気に入りです。
ホワイトモウル レザークラフト教室 革工芸教室
モウルの頭の部分がハンマーの様な形状のマレットという道具もありますが、
わざわざマレットにする意味が感じられず購入していませんので使ったことがありません。
形状的には木槌と変わらないので、モウルに比べると打刻面が変形しやすい様です。

私自身は今はモウル派で、ホワイトモウルが気に入っていますが、道具は人それぞれ。
ご自分が使いやすいものが一番。新しく購入するつもりの方に少しでも参考になれば嬉しいです。