バックグラウンドの刻印
刻印と言うのは模様をつける道具です。鉄やステンレスで出来ていて、色々な模様があります。
今日は唐草模様やフィギュアカービング (動物、人物などの具象の彫り)の
バックグラウンドに使われる刻印の説明です。
今、多くの方が手がけていて人気のあるシェリダンスタイルはバーグラウンドという刻印を使いますが、
私が初めに習った唐草は違う刻印でした。
バーグラウンダー
これはBarry King(アメリカのツールメーカー)の#27
アメリカに行くようになるまで、シェリダンスタイルにそれほど興味のなかった私、
バーグラウンダーは使っていませんでした。初めて買うときに
Barry Kingに一番最初に買うならと相談して購入したもの
細かい柄にも大きなデザインにも使えて便利ですが、もっと細かいものが欲しくなってきました。初めに習った頃は日本の刻印A104、その後Tandy社の同番号A104を使っていました。
Tandyのものを購入した頃のA104刻印の入りがシャープですごくよかったんですが、
Bob Beardのブラックツールを使ってみてその綺麗さに惚れ込み、それからはこちらの刻印。
Fine Reguler Coase の3種類揃えています。
同じ形に目の細かさだけの違いで打った時の印象がガラッと変わります。
フィギュアカービンの周りによく使う刻印
この3種はブラックツールです。
この形メロンはBarry King
そして、私のお気に入り M880。この刻印、廃止になっちゃってすごく残念。
バックグラウンドだけでなく、私がよくデザインする幾何学に使いやすい刻印なんです。
生徒さん用にはたくさん買い占めたのですが、いつか在庫が無くなる。
無くなったときには何を使ってもらおうかな....悩む。
これを使おうかと思っていたこの刻印も廃止。なんでいい刻印ドンドン無くなっちゃうのかしら。
この刻印たち、生徒さんには使ってもらってます。良いもの知って欲しいので。
今日ご紹介したのは私がバックグラウンドに多く使っている刻印ですが、
他にもバックグラウンドに向いた刻印はたくさんありますし、
全く用途の違う刻印を使うのも面白いですす。
次回は他の刻印や、実際に使っている作品もご紹介したいと思います。