草木染のはなし−2 媒染剤
2018.04.30
草木染め(天然染料)は化学染料と違ってそのまま染めても深く染まらないものや、
すぐに色褪せてしまうものが多くあります
色を発色定着させるために媒染剤というものを使います。
媒染剤は金属の力を借りて草木本来の色を発色、定着させる役割のもので、
ほとんどの天然染料は媒染剤を使います。
私が習って染めてきた草木染めはほとんどが
アルミ・クロム・鉄でしたが他にも銅やチタンも手軽に手に入ったので使ってみました。
金属で色の発色が違ってきます。なかなか面白いですよ〜
媒染による発色の違いです。
染料:蘇芳 媒染剤:アルミ
染料:蘇芳 媒染剤:鉄
今は媒染液も割と手軽に手に入りますので、ぜひ試して見てくださいね。
ただ、革は布と違って先に媒染して染めるのは向いていません。
染料を入れてからの媒染をお勧めします。
草木染めの植物染料と媒染剤を扱っているお店
HPにリンクさせてありますので興味があったら調べてくださいね。
誠和(東京・高田馬場)
藍熊染料(東京・浅草)
田中直染料店(京都)