草木染めのはなし−1 ミロバラン
2018.04.29
先日のセミナーで少し草木染め・天然染料の話をしました。
その時、昔 習った頃のノートを出して読み返してみました。
私が習った先生、かなりの資料をお持ちで経験も豊富だったのですが、
残念なことにそのことを文献の残されませんでした。
奥様も亡くなり、私が見せて頂いた資料はどうなったか、
染めに関心のないご遺族の方だったら処分されただろうと思うと残念でなりません。
そのために昔のノートを見て、少しづつ私の習ったこと、してきたことを書いておこうと思いました。
ネット上に残しておけば、少しでも役に立つことがあるかもしれないので。
ミロバラン
インド原産で高さ10~20mの落葉木。この木の実を砕いて使う
実はこんな感じ
昔はこなにしたものを売っていたんですけどねぇ、今は調べても実しか見つかりませんでした。
でも、粉のものは煮だした液が濁りやすいので、身を砕いた方が良いかもしれませんね。
現在売られている実
=染液の作り方=
現役の比率、500g で2L 作る。 倍の4Lの水から煮詰めて2Lにする。
煮出す温度 60〜70度
3〜4日置いて不純物を分離させて、上澄みを取る。
染める時は 5〜10倍にして使う
=色=
媒染剤 アルミで薄い柔らかいクリームイエロー
クロムで 黄味茶
鉄で グリーングレー
媒染しないで藍をかけると青磁色になります。
媒染剤については明日書こうと思います。読んでくださいね。