革のろうけつ染の筆
2016.08.06
レザークラフトの中でもろうけつ染はカービングなど他の技法と全く違ったものです。
ろうけつ染をはじめてみたいなと思ってる方、一般的なレザークラフトとは全く違うと思ってください。
今日はそのろうけつ染に使うろう筆のお話です。
私は 普通の蝋置きに使うのは せいわの特選ローケツ筆(中)です。
この筆結構長さがあります。細い線を描く時に小さくて細い筆を持ってくる人がいますが、
筆に含んだ蝋がすぐに冷えるのでお勧めできません。
革のろうけつ染は布の場合と違って、上に乗っているだけなので、
ろう置きの時にろうが冷えるとすぐに剥がれてしまいます。
大きくて先の細くまとまる筆を使うことをお勧めします。
ろうけつ染を始めようと思っている方、筆をはじめて蝋をつけるのは
必ず蝋が溶け出した時点から徐々に慣らしてください。
ろうけつ染のできる温度にいきなり入れると、穂先が焼けてまとまらなくなりますよ。
そうなると、繊細なろう置きは出来ません。
右端は 山馬平筆 かすりや撒きろうに使います。
ちょっと大きなバラの花も綺麗です。
左はカット筆 乱れ縞や荒い点描に使います。
乱れ縞も面白いですよ。