レザークラフト・ろうけつ染『牡丹』
2017.03.22
ロウケツ染めの蝋絣の手法で花びらを表現した作品です。
はじめに雄しべを黄色で染めて伏せロウで防染
それから蝋かすりを始めます。
一つの花びらで最低3回はかすりをしますが、
2回目は1回目にかすれたところに重ねるようにかすり始めるのがポイント
もちろん3回目も2回目のかすれたところに重ねます。
蝋をおいては染料を入れ、回数を重ねると深みのある色になっていきます。
こうして花が完成したらかすりの蝋は一旦剥がし、
防染用の伏せ蝋で色の入らないように蝋起きをしていきます。
この作品は葉が黒なので、花が終わったらバックグラウンドをぼかし染め。
納得のいく色になったら、バックグラウンドを蝋伏せします。
葉の色を入れ、少しずつ色味を変えながら葉の染色が終わったら蝋を剥がして染色終了です。
革のろうけつ染の場合はこの後にモデリングの作業があります。
今回は完成作品に説明を加えましたが、今度ろうけつ染めをするときは
少しずつ手順を撮影したいと思っています。乞うご期待!!(笑)